キーワード選定って色々ややこしくて難しい。面倒くさくて正直適当・・・。
今回はこんな方に向けて、超簡単にできるキーワード選定手順を解説します。
ブログ記事のキーワード選定は非常に奥が深く、それゆえに初心者にとっては
「情報が多すぎて分からない!」
という状況に陥りがちです。
そこで今回は、ブログ初心者向けに、簡単かつ効果的なキーワード選定が行える手順を解説します。
結論を先出しすると、以下のような手順になります。
- メインの1語を決める
- 検索ボリュームを調べる
- 検索ボリュームに応じて記事を書き分ける
簡単とはいえやり方は王道です。まずはキーワード選定を習慣付けることから始めましょう!
キーワード選定手順①【使うツール】
使うツールは以下の2つだけです。
ラッコキーワードは登録なしでも使えますが、回数制限があるので無料会員登録しておきましょう。
キーワードプランナーはGoogle広告の登録が必要ですが、こちらも無料でできます。
キーワード選定手順②【キーワードの抽出】
早速、具体的手順に入っていきます。
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1「メインの1語」を決めて、ラッコキーワードに入力します。
書こうとしている記事のメインとなる1語を決めて、ラッコキーワードに打ち込みます。
今回は例として、「レンタルサーバー」としました。
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2「全キーワードコピー」をクリックします。
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3キーワードプランナーに貼り付けます。
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4「過去の指標」を選択して、「月間平均検索ボリューム」順にソートします。
※「競合性」というのは有料のリスティング広告(検索結果の一番上に表示される広告)に関してのことなので、無視してください。
キーワード選定手順③【キーワードの選定】
ここから実際にキーワードを選定していきます。
選定は、「月間平均検索ボリューム」をベースに行います。
それぞれの戦略まとめは以下のとおりです。
月間平均検索ボリューム | 戦略 |
10万~100万 | 狙わない |
1万~10万 | 狙わない |
1000~1万 | 他記事からのリンクで上位表示を狙う |
100~1000 | 上位表示を狙う |
10~100 | 内部リンク用の記事とする |
― | 狙わない |
ブログ初心者が狙うべきは、1000~1万、100~1000、10~100です。
ボリュームに応じて記事の書き方を変えます。
10万~100万、1万~10万:狙わない
このレベルのキーワードは、ビッグワード(1語で頻繁に検索されるワード)であることが大半です。
「レンタルサーバー」とだけ検索して上位に表示させるのはまず不可能。無視してよいでしょう。
1000~1万:他記事からのリンクで上位表示を狙う
このボリュームゾーンは、収益化のためのメイン記事になり得ます。
ですが、このレベルでも単一記事で検索上位を狙うのはほぼ無理。
そこで、検索ボリュームの小さい記事からの内部リンク効果を使っていきます。
上位を取りやすい検索ボリュームの小さい記事からメイン記事へ内部リンクを張ります。
こうすることで、
- 検索ボリュームの小さい記事からでも収益化が見込める
- 徐々にメイン記事の評価も上がり上位表示されやすくなる
ということが起きます。
100~1000:上位表示を狙う
これくらいのボリュームであれば、単一記事だけでも上位表示が狙えてきます。
例でいえば、「個人ブログにおすすめのレンタルサーバー3社を比較」など。「個人」というワードが入らないだけでボリュームは「1000~1万」に跳ね上がり上位表示は難しくなります。
メイン記事にするもよし、他のメイン記事(1000~1万)への内部リンク用にするもよし。
上位表示を狙うべく、ロングテールキーワード(3語以上の組合せ)を狙っていきましょう。
10~100:内部リンク用の記事とする
このボリュームゾーンは少なすぎてメイン記事としては収益化が期待できません。
「2020年のおすすめレンタルサーバー」で上位表示されたとしても、月に10回しか検索されなければ、1位表示されたとしても3回くらいしかクリックされません(検索1位のクリック率は30%弱)。成約に至る確率はさらに低いです。
そのためこのゾーンは、100~1000、1000~1万のメイン記事への内部リンク用の記事とします。
「レンタルサーバーのメリット・デメリットは?」のような記事を書き、そこから「おすすめのレンタルサーバー比較」の記事へ内部リンクで誘導します。
ー:狙わなくてもよい
ほぼ検索ボリュームがないので狙う必要はないです。
このキーワードで書くにしても、より優先度の高い記事が書き終わった後にすべきです。
まとめ:検索ボリュームごとに戦略を変えよう
今回はブログ初心者向けにキーワード選定手順を解説しました。
まとめは以下のとおり。
- メインの1語を決めてラッコキーワードでサジェストを取得
- キーワードプランナーで検索ボリューム順にソート
- 1000~1万、100~1000、10~100のそれぞれで記事作成の戦略を変える
本来はこのほかにも競合調査などが必要ですが、「0から1」のステップとして、今回ご紹介したキーワード選定手順を実施するだけでも効果は十分にあります。
是非、これから記事を書く際には試してみて下さい。
今回は以上です。