SEO対策

strongタグはSEOに悪影響?bタグやspanタグとの使い分けを解説

2021/03/27

  • strongタグはSEO的によくないと聞きましたが本当でしょうか。
  • strongタグを使わないでどうやって太字にしたらよいでしょうか。

今回はこんなお悩みにお答えします。

結論から言うと、単に太字にするだけならばspanタグの利用がオススメで、strongタグの多用は避けるべきです。

ただし、strongタグも正しく使えば問題ありません。

そこで今回はstrongタグのSEO影響strongタグを使わない太字の実現方法について解説していきます。

strongタグとは

strongタグは、文字を太字にして重要性を表すタグです。

文字を太字にするだけでなく、検索エンジンに対しても強調したい部分であることを伝えます

WordPressの編集画面では、「B」を選択するとstorngタグが挿入されます。(後述するbタグではないので注意です

strongタグを使わない太字の実現方法

strongタグのほかに文字を太字にする方法は主に2つありますので、まずはこちらを解説していきます。

  1. bタグ
  2. spanタグ(font-weight:bold)
いずれも見た目に違いはありません。
そよご

bタグ

bタグは、実用的な目的で目立たせる部分に使用するタグです。(「b」はbold:太字の意味)

strongタグが「強調」を表すのに対し、bタグは「区別」を表すといえます。

使い道としては、「商品名」などに使われるのが一般的です。

spanタグ(font-weight:bold)

spanタグは、デザインの調整などによく使われる意味を持たないタグです。

実際に太字にするには、以下のように「style="font-weight:bold;"」という指定を加えてあげる必要があります。

strongタグもbタグもHTMLの中で強調や区別といった意味合い持つものでしたが、「単に見やすさの観点から太字にしたい」という場合はspanタグを用います

strongタグ、bタグ、spanタグ(font-weight:bold)の使い分け

strongタグ、bタグのSEO効果は期待できない

strongタグ、bタグで強調ないし区別という意味を持ちますが、SEO効果はほとんど期待できません

現在の検索エンジンは、記事(コンテンツ)の中から重要なキーワードを自ら判別可能であるため、サイト運営者が自ら重要なキーワードを指定したとしてもそれは重視されません。(Google Search Consoleヘルプ

strongタグ、bタグは同等に扱われる

HTML5のルール上は、strongタグは強調、bタグは区別といった意味を持ちますが、GoogleのSEO評価上はそれらは同等のものとして扱われます

動画の中で、Googleのマット・カッツ氏が「Googleはstrongタグとbタグの使い分けをSEOの観点から気にしていないのでどちらでもいい」といった趣旨を述べています。

SEO上は深く差異を区別する必要性に乏しいですが、HTMLルールを理解して正しくマークアップすること(記述すること)は大切な考え方なので、出来る範囲で使い分けは行いましょう。

strongタグ、bタグを乱用するとスパム認定される可能性がある

strongタグ、bタグを乱用するとどこが重要なのか分からなくなり、場合によっては検索エンジンからスパム認定されます。

一般的には記事(コンテンツ)の中で数個程度と言われるため、10個以上多用するのは控えましょう。

単に太字にしたいならspanタグ(font-weight:bold)を用いる

強調や区別ではなく、単に「見た目」の問題で太字にしたいなら、<span style="font-weight: bold;">を用いましょう。

とはいえ、テキスト編集でいちいちこのようなコードを入れるのは大変なので、「AddQuicktag」というプラグインを使うのがオススメです。

  • AddQuicktag:あらかじめ登録しておいたコード(タグ)をボタン一つで挿入できるプラグイン

なお、当ブログで使用しているWordPressテーマ「WING(AFFINGER5)」であれば、もともと「太字」というボタンが用意されており、手軽にspanタグが挿入できるので大変便利です。

まとめ:strongタグの使い方には注意しよう

今回は、storngタグのSEO影響や使い分けについて解説しました。

最後にまとめておきます。

  1. strongタグは強調、bタグは区別、spanタグ(font-weight:bold)は単なる装飾を表す
  2. strongタグ、bタグの使い分けはSEO上はあまり意味がない
  3. strongタグ、bタグを多用するとスパム認定を受ける可能性がある
  4. 単に「見た目」の観点で太字にしたい場合はspanタグ(<span style="font-weight: bold;">)を使用するのがオススメ

結論としては、いずれのタグを使ってもあまりSEO上差異はないということですが、strongタグやbタグを多用した際だけペナルティリスクがあるので注意しましょう

  • 重要キーワード:strong
  • 他と区別したい単語(商品名など):b
  • 見た目の問題から太字にしたい箇所:span

以上のように使い分けができれば最もベターです

今回は以上です。

-SEO対策