ブログとは何か、その定義は。サイトとの違いは。

2018年(平成30年)は「副業元年」と呼ばれました。

政府が働き方改革の一環として副業を推進し、企業が副業を解禁し始めたこと等が背景にあります。

そんな中、「ブログで稼ぐ」という考え方もかなり一般的に広まってきたように思います。

ブログで稼ぐノウハウについては巷に溢れていますが、「そもそもブログって何なのか」について考えてみると、意外とよく理解していなかったりします。

目次

そもそもブログって何でしょうか?

ブログの定義

「ブログ」について、ASCII.jpデジタル用語辞典の解説ではこのように説明されています。

ウェブログ(Weblog)の略で、自分の意見や感想を日記風に記して、それに対する感想などを閲覧者が自由にコメントできる形式のWebサイトのこと。ブログを作成する人のことをブロガーと呼び、米国では、社会不安が一気に高まった2001年の同時多発テロ事件以降、急増した。日本ではブログという言葉は、ブログ作成ツールを使って作られたWebサイトを指すことが多く、HTMLの知識がなくてもホームページの開設や更新ができるという特徴がある。

出典:コトバンク-ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ウェブ(web)上に自分の意見や感想を日記風に記録(log)すること(web log)、それがブログ(blog)という風に略されて今に至ります。

ブログの歴史

ブログは、英米圏で1993年頃に誕生したと言われています。

主に、ニュースや時事の話題などについて、リンクを付したうえで個人が感想や意見を綴るかたちのサイトとして徐々に広まりをみせていきました。

当時は、その他のサイトと同じように、HTMLやプログラミングの知識を持つ技術者を中心に広まったブログですが、徐々にブログ作成ツールやブログ作成サービスといった、誰でも簡単にブログが始められる環境が整えられていきます。

日本でも、2003年から2004年にかけて、様々なブログ作成サービスが展開され、ユーザー数も一気に増加しました。

  • livedoorブログ:2003年11月
  • Amebaブログ:2004年9月
  • FC2ブログ:2004年10月

「ブログの女王」と呼ばれた真鍋かをりさんや、「新・ブログの女王」と呼ばれた中川翔子さんなど、様々な有名人ブロガーも現れはじめました。

私も、幼心ながら、ブロガーという存在が人気を博していたことを覚えています。

こういったブログは、まさに日記帳としての色が強く、コメント欄を通じて様々なコミュニケーションが図られていました。

一方、「ブログで収益を得る」(ブログに広告や商品リンクを貼って収益を得る)という概念については、何となく最近になってからのもののように思えてしまいますが、これ自体も2003年頃からすでにあったということであり、歴史としてはすでに20年近くあるものになります。

サイトとブログの違い

一般的に、「サイト」という場合、企業のホームページがイメージできます。

特徴としては、そのサイトが取り扱うジャンルについての情報が、webページとして網羅的に配置されており、読者からすればページ毎(記事毎)の古い新しいはあまり気になりません。

基本的には、ある特定の(一つの)ジャンルに特化しており、その他のジャンルは記事にする余地がありません。記事を作っても、そのサイト上に配置する場所がないからです。

一方「ブログ」とは、サイトの一形態であり、トップページで上から順に新着記事が並んでいるようなページがイメージできます。

アーカイブで過去の特定の年月の記事が見れたりするのも、ブログの特徴でしょう。

ブログの場合でも、ある程度ジャンルは特定されていることが多いですが、「サイト」よりは自由に幅を持たせて記事が書けることが特徴です。

ただし、実際には両者の違いは曖昧であり、ブログを称していてもトップページが「新着記事」一覧になっておらず、サイトの見た目をしているものもあります。

当初はブログとして立ち上げても、結果としてあるジャンルに特化した「サイト」に近づくこともあると思います。

ブログの目的

趣味としてのブログ

一般的にブログといえば、いまだにこのイメージが強いのではないかと思われます。

日記帳や、個人の意見を発信する場として「ブログを楽しむ」ものです。

位置付けとしてはSNSに近いかもしれません。コメント欄を通じて読者と交流したり、たくさんの方に読んでもらうことで達成感、満足感を得る使い方です。

何にも縛られることなく自分という存在を発信できるブログは、現代においてもなお魅力的なサービスです。

この目的においては、無料のブログサービス(FCブログ、アメブロなど)で始めるのが一般的です。

ビジネスとしてのブログ

最近では、多くの人が副業として収入を得たり、本業のビジネスへ集客する目的で、自身のブログを開設しています。

いわゆるアフィリエイトブログもその一類型で、ブログの記事で商品やサービスを紹介し、そのリンクから商品購入や契約が発生すれば、報酬がブログ主に支払われます。

「アフィリエイト」というと、少し前までは怪しいイメージを持たれていましたが、最近では有名なブロガーが自身のブログやYoutubeチャンネルでブログの稼ぎ方を解説するようになり、かなりそのイメージは払拭されたように思います。

この目的においては、趣味のブログと違って、自分でドメインとレンタルサーバーを契約してブログを立ち上げる方も多いです。主な理由としては、無料のブログサービスには広告掲載やカスタマイズ性の観点で制約が多いためです。

現代におけるブログ

近年特に、「個人の企画力」が問われる時代になってきており、様々な媒体で個人が自分自身を発信し、それがそのままその人のビジネスになっています。

  • Twitter
  • Facebook
  • Youtube
  • Instagram

いずれも個人(や企業)が自身を発信する場であるとともに、自己承認欲求を満たす目的を超えて、ビジネスのための集客ツールとして使われています。

単なる自己満足ではなく、個人がメディアを持ち、それを使って稼ぐことが当たり前の時代になってきています。

その意味で、ブログも他の媒体と何ら変わりません。

情報発信手段としてYoutubeなどの動画がメインストリームになりつつありますが、それでもまだしばらくは、ブログ(テキスト)の価値は落ちないと思います。

何かを調べるうえで「まずはYoutubeから」、という人はまだまだ少ないと思いますし、情報を網羅的に、体系的に知りたいという場合はまだ文章(テキスト)の方に軍配が上がります。

「ブログの目的」の見出しでは、趣味とビジネスを分けて記述しましたが、それも必ずしも分離できるものではありません。

ブログを使って収益化を実現しながら、ブログを楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。

私のような初心者でも、割とお手軽に、知識やお金がなくても本格的なブログを始められる時代ですので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。

当ブログでも、ブログに関する情報を色々と発信しています。

今回は以上です。

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この記事を書いた人

【経歴】仕事:金融マン ▶︎ そよログ運営・4ヵ月目 【実績】0円から3か月目で最高月収11,369円 ▶︎ SEO検定1級保有 ▶︎ 毎日更新100日達成

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