「ブログの毎日更新をすべきか迷っている」というブログ初心者の方も多いのではないでしょうか。
当ブログでは、2020年12月23日からブログの毎日更新を開始し、無事、1か月を達成しました。
開始前は2記事しか書いていないため、ほぼ初心者の現役サラリーマンが、副業として毎日更新を1か月続けたことになります。
その結果として、ブログはどうなったのか。
- PV数(アクセス数)は伸びたか
- 収益はどれくらい発生したか
- ブログ毎日更新のメリット、デメリットは
- ブログは毎日更新すべきか
- サラリーマンがブログを毎日更新できた理由
メリットが大きければやるべきと思いますし、そうでなければやる必要性はありません。
1か月毎日更新を続けたからこそ分かることを包み隠さず書き綴っていますので、ブログの毎日更新をすべきか迷っているブログ初心者の方の参考になれば幸いです。
毎日更新1か月後のブログの状況
①PV数(アクセス数)
1か月間のPV数(アクセス数)は811でした。
惜しくも1,000PVに届かず。PV数の推移は以下の画像のとおり。
- PV数は基本横ばい
- グラフなかほどでGoogleアドセンスに合格しておりプチバズ発生
予想していた結果ですが、1か月更新した程度ではPV数(アクセス数)に大きな変化はありません。
その他のデータも一応載せておきます。
- 平均ページ滞在時間:1分30秒
- 直帰率:60.37%
- 離脱率:46.98%
②ユーザー数
1か月間のユーザー数は251でした。
基本的にはPV数(アクセス数)と同じ推移です。
チャネルでは、Social(Twitter)が66.8%、Directが20.9%、Organic Searchが11.9%でした。
Directが20%もあるのはかなりうれしい結果です。
ただやはり、ブログ初心者にとってはSocial(Twitter)からの流入が大半になります。
③収益
Googleアドセンス収益がうまい棒40本分、ASPアフィリエイト収益がうまい棒3本分でした。
Googleアドセンスに合格したのは1月4日で、今回の集計期間は12月23日~1月22日。
そのため、厳密には1か月経っていないわけですが、それでも数百円の収益が発生しました。
①で示したくらいのPV数があればこれくらいの収益は得られるという目安にはなりそうです。
一方、ASPアフィリエイトの収益は数十円。いずれも、クリック型の報酬です。
商品成約型のアフィリエイトは、やはりセールスライティングのスキルやブログの権威性が上がらないと難しいという印象です。
ブログ毎日更新のメリット
ここからは、現役サラリーマンの私が副業ブログとして実際に1か月毎日更新を続けた結果を踏まえて感じたメリット・デメリットをご紹介します。
まずはメリットから。メリットが大きいと感じた順に並べています。
- ライティングスキルが向上する
- 「毎日更新ブロガー」という権威性が得られる
- ブログの記事数が最短で増加する
- ブログ作業が習慣化する
①ライティングスキルが向上する
シンプルに、ブログの記事を作成するためのライティングスキルが向上します。
これは想像しやすいと思いますが、1週間に1回しか記事更新しないのと、毎日更新するのとではライティングスキルの向上に差が出ます。
実際、私も最初のころは4~5時間かけてひどい内容しか書けませんでしたが、今では同じ時間があればある程度かたちにすることができるようになりました。
ただ、注意しなければならないのは、あくまで「ブログの記事を書く」という意味でのライティングスキルが向上するものであって、「セールスライティングの書き方」がうまくなるわけではないということ。
「セールスライティング」とは、商品やサービスを購入してもらうためのライティング法の一種です。
ブログアフィリエイトで稼ごうと思った場合に必要なスキルになりますが、これはこれできちんと勉強をしないと、毎日更新を続けたからといって身に付くものではないです。
毎日更新で身に付くライティングスキルとは、以下のようなものです。
- ネタ(キーワード)を考える力
- 記事の構成を考える力
- ネタ、構成を踏まえ、実際に文章に落とし込んでいく力
ブログの毎日更新を続ける場合、キーワード選定(ネタ決め)、記事の構成の検討、記事の執筆という作業を高速で回していかないといけません。
その結果、ある種慣れのようなものが出てきて、ある記事を書くのにどれくらい時間がかかりそうか、といった目安も分かるようになってきます。
こと、ブログの記事を作成するという観点においては、間違いなく成長している実感が得られます。
②「毎日更新ブロガー」という権威性が得られる
「毎日更新を続けたブロガー」という肩書が意外と重要です。
「ブログで稼ぐ」という目的においては、毎日更新でも2日に1回更新でも、最終的にあまり違いはないと思っています。
ですが、やはり「毎日更新ブロガー」と「2日に1回更新ブロガー」では、権威性が違います。というか、後者は肩書として名乗れないですよね。
「初心者が1か月毎日更新した程度で大した権威性はない」と言われそうですが、そんなことはありません。実績を積んだからこそ発信できる情報があります。
- 毎日更新を続けた結果
- 毎日更新のメリット、デメリット
- 毎日更新をすべきか
- 毎日更新を続けるコツ
いずれもこの記事で書いていることですが、このようなまとめ記事以外でも、それぞれのテーマで深堀すれば記事が作れます。
この記事を読んでいただけているということは、それも権威性によるところのPV数の増加につながっているわけです。
③ブログの記事数が最短で増加する
100記事到達までの最短ルートを辿れるのは大きなメリットです
ブログは、いくらよい記事を書いても、記事数が少ないとなかなかドメインパワーが上がらず、検索結果に上位表示されません。
「100記事」というのが、根拠のある数字ではないものの一つの目安として使われていますが、毎日更新であれば3か月強で達成できることになります。
当たり前の話ですが、2日に1回更新であれば半年(6か月)、1週間に1回更新であれば2年もかかる計算です。
根性論をするつもりはありませんが、「100記事到達」という目標をもし置くのであれば、3か月必死で努力するのと、2年間コツコツ努力するのでどちらが大変かの比較衡量はする必要があります。
④ブログ作業が習慣化する
毎日更新というアウトプット目標を定めるとブログ作業が習慣化できます
基本、多くの人は何か期限や課題がないと行動を続けられないものだと思っています。
また、インプット目標は習慣化しづらく、アウトプットを課すことで習慣化が図りやすくなります。
当ブログは、2020年3月に開設し、2記事だけ書いてそのまま1年近く放置してしまいました。敗因は色々ありますが、目標を何となくしか定めなかったことが一つの要因であると思います。
「毎日更新するぞ!」と自分に課し、それをTwitterで発信するようになってからは、いつの間にか1か月が経っていました。
なお、4つ目のメリット(メリットの中で最下位)としたのは、「毎日更新」である理由がないからです。たとえば「2日に1回更新」という目標でブログ作業の習慣化が可能なのであれば、そちらでも問題ないといえます。
ブログ毎日更新のデメリット
ここからは、ブログ毎日更新のデメリットをご紹介します。
- 負担が大きい
- インプットの時間が取れない
- 書きたい記事が書けない
- 質の高い記事が書けない
①負担が大きい
肉体的、精神的負担が大きいです
やはりこれが一番大きいかなと思います。
サラリーマンが副業でブログを毎日更新する場合、平日仕事から帰ってきてから作業することになりますが、1記事書くのに普通に4~5時間とかかかります。
定時で帰れるならまだしも、恒常的に残業がある場合、物理的に無理なんじゃないかと思います。
私も、心が折れそうになったことが何度もありました。
ブログの記事を作成する作業って、記事を書くだけがすべてじゃありません。ネタを考えることも当然含まれます。
そのため、「何を記事にしよう?」と常に頭が回転しており、疲れがどんどんたまっていきます。
なお、一般的には「慣れ」でこのつらさは解消すると言われています。
1か月たった感想としては、「まだつらい」です。ただ、休日をうまく有効活用するなどして、負担を和らげています。
②インプットの時間が取れない
インプットの時間が思うように取れません
毎日更新を続けると、ほとんどがアウトプットに時間を取られ、インプットの時間がありません。
事実、私の場合も学びたいこと(セールスライティングの知識、SEOの知識など)がたくさんありましたが、思うように時間が取れませんでした。
ただ、能動的なインプットができないだけであって、受動的なインプット量は桁違いにあります。
これはメリットの①で書いたライティングスキルの向上のことですが、毎日更新を続けていると、続けるための学びがたくさん得られます。
ライティングスキルが向上しているということは、そのための知識やスキルがインプットされているということです。
③書きたい記事が書けない
ブログ集客のために真に必要な記事が書けていない実感があります
私の思う書きたい記事とは「このブログで集客するためにはこういう記事が必要だろうな」と思う記事です。
こういった記事は、総じて情報量が多く、かなり気合を入れて書かないと記事にできません。
例えば、個人ブログのドメイン名の決め方を解説【ブロガー30名の実例も紹介】という記事。
他のブログと差別化を図るために、ブロガー30名のドメイン名の決め方を一つ一つパターン化して分類しました。
記事作成に、かなり時間がかかっています。
一方で、WhatFontの使い方:他人のブログのフォントを簡単に調べられるGoogle Chrome拡張機能のような便利ツールの紹介記事。
役に立たない記事だとは思いません。が、私がこのブログで紹介する優先度は高くないと思います。
それでも、毎日更新のためにはこういった記事をはさまないと立ち行かないのです。
④質の高い記事が書けない
毎日更新をするうえで、毎日100%渾身の記事を書くというのは、現実問題無理です
毎日更新の賛成派と否定派の対立構造が生まれやすい部分です。
③のデメリットとかぶる部分もありますが、あるネタに対し、網羅的かつ自分の実体験も踏まえた渾身の記事を毎日書くのは現実的に不可能です。
専業ブロガーなら可能でしょうが、サラリーマン副業ブロガーならまず無理でしょう。
私も、基本は完璧主義なので、作りこもうと思えばいくらでも作りこみたい派です。
ですが、毎日更新という期限が決まっていれば、どこかで妥協しなければなりません。サラリーマンだと、同じような状況が本業でもあるかと思いますが。
この点、初心者の書く100%渾身の記事は上級者の書く50%の記事である、という風に頭の中で割り切って、あまり質にこだわりすぎないようにしないと、毎日更新は続きません。
ブログを毎日更新すべきか
可能ならやってみると得られるものは大きい。ただし、つらくなったらやめる。
というのが、1か月毎日更新を続けたサラリーマン副業ブロガーの結論です。
主な理由は以下の2つ。
理由1:得られるものが大きい
毎日更新のメリットとして、「ライティングスキルの向上」、「毎日更新ブロガーという権威性」、「記事数の増加」、「ブログ作業の習慣化」といったものを挙げました。
現に私の実感として、これらは毎日更新をしなければ得られなかった、または得るのに相当な時間がかかったと思います。
特に、メリットの一つ目である「ライティングスキルの向上」については、特に初心者のうちは、本当に毎日実感するレベルで成長します。
今後のブログ活動の基礎となる執筆スキルが早い段階で身に付いてくるのは大きなメリットです。
理由2:生活への負担が大きすぎる
「②インプットの時間が取れない」、「③書きたい記事が書けない」、「④質の高い記事が書けない」といったデメリットは、デメリットというよりは価値観の違いのようなものです。
「量より質が重要」と考えるならばそもそも毎日更新は不要ということになり、「質より量が重要」と考えるからこそ、これらを犠牲にして毎日更新するのです。
ですが、デメリットの一つ目「負担が大きい」については、理屈抜きで単純につらい。
これに耐えられるかどうかが毎日更新をするかどうかの一つの判断基準になってきますが、寝る時間を削ったり、家族との時間を削ってまで毎日更新をするべきではありません。
なぜなら、毎日更新すべきかどうかは完全に意見が対立しており、どちらでも成功しているブロガーは多数いるからです。
現に、有名ブロガーでも毎日更新は不要と主張している人はたくさんいます。
毎日更新にメリットが多いことは確かですが、唯一の手段と思い込んで、身体を壊してまで続ける理由はないです。
サラリーマンが副業ブログで毎日更新を続けるコツ
この記事を読んで「毎日更新をやってみようかな」と思われた方向けに、私が副業ブログで毎日更新を続けられたコツを簡単にご紹介します。
定時で帰る、とかは一応除いており、役に立つと思います。
- すべての記事を100%の力で書こうとしない
- 簡単に書けるジャンルを見つける
- 休日に記事をストックする
①すべての記事を100%の力で書こうとしない
すべての記事を100%の力で書こうとすると、毎日更新は間違いなくストップします。
また、そのように思うことは、そもそも少し目的が違っているかなと思います。
繰り返しになりますが、毎日更新が目的とするもの(メリット)は次の4つです。
- ライティングスキルの向上
- 「毎日更新ブロガー」という権威性
- ブログの記事数の増加
- ブログ作業の習慣化
毎日更新は続けて、質も犠牲にしないというのはそもそも無理な話です。
ある程度質を犠牲にして、上に挙げたようなメリットを享受するのが毎日更新という手法です。
(もちろん、適当な記事ばかり書いてよいという意味ではありません。)
②簡単に書けるネタを見つける
1週間単位で考えた場合に、毎日渾身の記事を作成するのは大変です。
そのため、メインコンテンツは休日を中心に作りこむとして、平日はある程度楽に書ける記事を確保する必要があります。
当ブログの場合、初心者ブロガー向けの内容を多く書いていますが、
- WordPressプラグインの解説記事
- GoogleChrome拡張機能の解説記事
こういった記事は、比較的簡単に書けます。それでいて、当ブログのジャンルとも相違していません。
もちろん、誰にも求められていない記事を書くのではなく、キーワード選定などはしっかりして、そのうえで自分なりに書くのが簡単だと思える記事を見つけることが必要です。
③休日に記事をストックする
サラリーマンの場合、休日の使い方がやはり重要になってきます。
できれば、休日に2、3記事ストックできていると望ましく、それが難しくとも、1週間分のネタ決めや、構成決めくらいまでできていると平日に毎日更新がストップするリスクが小さくなります。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ:毎日更新は手段であって目的ではない
今回は、サラリーマン副業ブロガーが1か月毎日更新を続けた結果や、そのメリット・デメリット等を解説しました。
毎日更新は手段であって目的ではありません。
「副業ブログで稼ぐ」という目的を達成するために、毎日更新は一つの有効な手段であると思います。
私としても、できるのであればやってみることをオススメしたいです。
ですが、そもそも時間的余裕がなく不可能な人や、毎日更新を挫折してしまった人は、そこで腐るのではなく、しっかりと「量より質」の戦略に切り替えていく必要があると思います。
目的の達成においては、そちらの方があなたにとっての正規ルートである可能性もある。
多分、重要なのは毎日更新をするにしろしないにしろ、毎日の作業にどんな意味があるのか考えること。
私自身、これから毎日更新を続けるか否かは決まっていません。意義を見出せなくなれば辞めるのではないかなと思っています。
長くなりましたが、今回は以上です。