【ブログ論】読者の「悩み」とは?誰も教えてくれない「悩み」の意味を考える

ブログは「読者の悩みを解決するコンテンツ」であると言われます。

ですが、その「悩み」とは一体何なのか真面目に考えたことはありますでしょうか。

もちろん、「●●の方法が分からない」、「○○の場合どうしたらよいか分からない」というのは悩みの代表的な例であると思いますが、もう少し分かりやすく、要素をかみ砕けるような気がしませんか?

【悩みの提示】⇒【解決策の提示】⇒【行動の提示】といったような、よくあるテンプレートに従って記事を書けば、それなりの見栄えにはなると思います。

ですが、本来であれば、「悩み」の捉え方次第で、ブログの記事構成のアプローチは微妙に変わって然るべきと思います。

そこで今回は、「悩み」という言葉を因数分解して、その結果として、ブログの記事構成をどのようにアプローチしてくべきかを考察します。

※独断と偏見が混じっていますので、あくまで個人の意見としてお読みください!

目次

「悩み」の分類

主には、「状態による分類」と、「解決策による分類」ができると思います。

状態による分類

①顕在化した悩み(顕在型)

何かが分からない(不安)、何かが知りたい(興味)

行動:ネットで調べる(顕在化している)

②潜在的な悩み(潜在型)

特に悩んではいないけど、記事タイトルを見て、リード文を読んで、知りたくなった

行動:記事をクリックして読んでみる(潜在的な悩み・興味が惹起されている)

解決策による分類

A.解決策が事実ベースの悩み(事実型)

操作方法が分からない、エラー表示への対処法が分からない

⇒解決策が確定事項(事実)として決まっている

B.解決策が主張ベースの悩み(主張型)

ブログ更新を続けるコツを知りたい、収益を継続して得る方法を知りたい

⇒解決策が執筆者の意見(主張)によって異なる

「悩み」の分類に応じた記事構成のアプローチ

「悩み」の分類に応じて、適切な記事構成のアプローチも変わるものと思います。

たとえば、エラーへの対処法を知りたいなら、御託はいいから解決策(結果)を早く書いてくれ!と、読み手だったら思います。

一方で、「ブログ更新を続けるコツ」のように、人によって答えが異なる悩みについては、結論だけ書いても納得しません。そのため、補強材が必要になってきます。

①+A(顕在・事実型)

ペルソナ例:ネットで検索し、エラーへの対処法を調べに来た人

【全体方針】

・なるべく事実ベースで執筆

・検索エンジンからのアクセスが中心になるため、SEO対策は必須

【記事構成の具体的方針】

タイトル:悩んだときに検索するワードを端的に

リード文:最低限に。タイトルを文章化するくらいでもよいかも。

本文:結論を端的に。データや引用の提示があるとよい。関連する問題の記事を内部リンクすると、「②+A(潜在+事実型)」へのアプローチになる。

(例)このエラーでつまづく人は、大体は関連するこの問題でもつまづくから、内部リンクを張っておこう、など

まとめ:なくてもよい。

②+A(潜在+事実型)

ペルソナ例:他の記事からブログにアクセスし、エラーへの対処法が気になって記事をクリックした人

※事実型の場合、検索エンジンで調べることが多いので、この類型は少ないかもしれません。

【全体方針】

・なるべく事実ベースで執筆

・ブログに訪れてから気になってクリックする可能性があるため、記事タイトルにこだわる

【記事構成の具体的方針】

タイトル:思わずクリックしまうようなタイトル

例:【完全版】、【画像付きで解説】、対応していないと危険!~

リード文:潜在的な悩みを引き出すようなリード文がよい。メリットデメリットを強調する手法がある。

例:これに対応していないとこんな問題が起こります・・・、これに対応するとこんなよいことがあります

本文:結論を端的に。①+A型と同じ。

まとめ:なくてもよい。

①+B(顕在+主張型)

ペルソナ例:ネットで検索し、ブログを続けるコツなどを調べに来た人

【全体方針】

・根拠(主張の正しさ)を明確に

・検索エンジンからのアクセスが中心になるため、SEO対策は必須

【記事構成の具体的方針】

タイトル:悩んだときに検索するワードを端的に

リード文:最低限に。

本文:主張、根拠をセットで。根拠として、実体験があるとよい。

例:私もこの方法でブログの更新を続けられている、この方法で実際に収益が出た・・・

まとめ:自分の主張の再提示(事実ベースの解決策と違い、自分の主張が答えになるため、読者の行動を後押しする)

②+B(潜在+主張型)

ペルソナ例:他の記事からブログにアクセスし、ブログを続けるコツが気になって記事をクリックした人

【全体方針】

・根拠(主張の正しさ)を明確に

・ブログに訪れてから気になってクリックする可能性があるため、記事タイトルにこだわる

【記事構成の具体的方針】

タイトル:思わずクリックしまうようなタイトル

例:誰も教えてくれない~~、たった1つの~、~3つの方法

リード文:潜在的な悩みを引き出すようなリード文がよい。

本文:主張、根拠をセットで。根拠として、実体験があるとよい。

例:私もこの方法でブログの更新を続けられている、この方法で実際に収益が出た

まとめ:自分の主張の再提示(事実ベースの解決策と違い、自分の主張が答えになるため、読者の行動を後押しする)

現実には複数の型の記事構成が入り混じる

たとえば、「ブログ継続のコツ」についての記事を書く場合に、検索エンジンから調べてくる人もいるでしょうし、ほかの記事からタイトルが気になってクリックする人もいます。

その場合、「①+B(顕在+主張型)」と「②+B(潜在+主張型)」を1つの記事で満たさなければなりません。

それぞれのペルソナごとに、タイトルを別にして記事を分けるわけにはいきませんので。

じゃあ分類した意味がないじゃん!結局SEO対策も魅力的なタイトルも全部意識してやらなきゃだめってことでしょ?
そよご
意味がないと言えばない!・・・ですがあると言えばあります

少なくとも、今回「悩み」を分解したことで、次のようなことが分かってきました。

  • 読者がその記事にたどり着くまでにどのようなルートがあるのか
  • 読者が記事をどう読むのか(結論だけ読みたいのか、根拠も含めてじっくり読みたいのか)

もし、全部の記事をテンプレに沿って書いていると、こういった読者目線での記事の読まれ方を意識しなくなってしまいます。

「文字数」の問題も同じであり、読者としては、例えば事実型の記事であれば、結論が分かれば後はどうでもよいというのが本音です。だらだらと、2000文字以上かかなきゃ、と思ってしまうのは「カスタマーファースト」とはいえないです。

そよご

テンプレ批判をしているわけではなく、たまにはノウハウ化されているものの本質を問うてみると、いろいろ分かることがあるかも?ということです!

テンプレに沿って記事を書く場合でも、「読者の悩み」を一度しっかり分解してから書き始めてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です!

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この記事を書いた人

【経歴】仕事:金融マン ▶︎ そよログ運営・4ヵ月目 【実績】0円から3か月目で最高月収11,369円 ▶︎ SEO検定1級保有 ▶︎ 毎日更新100日達成

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