【書評】現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル：SEO対策の総まとめ本

「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」は、その名の通りSEO対策の全てが詰まったバイブル的存在。

内容は一見すると難しいですが基礎から懇切丁寧に書かれており、SEOをしっかりと学びたい初学者にもオススメできるものとなっています。

SEO対策をがっつりやりたいなら、まず手に取るべき一冊でしょう。

本記事ではWebサイト運営者やブロガー必携の本書について、概要をご紹介していきます。

「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」の概要

• 著：西山 悠太朗/小林 睦
• 総ページ数：419ページ
• 価格（kindle）：2,950円（税込）

【目次】
Chapter１　SEOの基本
Chapter２　マイナス評価を回避するSEO
Chapter３　サイト構造・リンク構造
Chapter４　Googlebotの制御
Chapter５　セマンティックなマークアップ
Chapter６　サイトの高速化
Chapter７　HTTPS化・モバイル対応・AMP対応
Chapter８　コンテンツSEO
Chapter９　リンクビルディング・サイテーション
Chapter10　モニタリング・保守
APPENDIX　SEOチェック項目、索引

出典：現場のプロから学ぶ　SEO技術バイブル

本書を読めばSEO対策を網羅できる

本書では、およそSEO対策と呼ばれる分野については網羅的に解説されています。

SEO対策は大きく分けて内部対策、外部対策、コンテンツ対策（コンテンツSEO）の３つに分かれますが、各チャプターでそれらをこと細かに説明。

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ありがたいことに、本書の末尾に「SEOチェック項目」としてそ90のチェックリストを用意してくれているので、自分のサイトに照らし合わせることで簡単に対策漏れがチェックできます。

情報の信頼性が高い

SEO対策（検索結果の上位に表示させるための対策）については、Googleがそのアルゴリズムを非公開にしていることもあり、あまり確定的なことは言えません。

一方で、Googleはその全てを非公開にしているわけではなく、公式ブログやウェブマスターインタビューなどで公式見解をたびたび発表しています。

本書では、そういったGoogleの公式情報をベースに可能な限り曖昧さを排除しています。

Googleの公式ページが頻繁に注釈として登場することから、読んでいて不安になることもありません。

エンジニア向けの情報も多いが理解すれば地力がつく

WordPressは非常に便利に作られており、有料テーマやプラグインを使えばだれでも簡単にSEO対策ができる場合が多いです。

ですが本書はWordPressサイトだけを前提にしているわけではないので、エンジニア向けの細かいコーディングまでしっかり解説されています。

ブロガーレベルでは不要と思うかもしれませんが、表面だけ学ぶよりも背景技術を含めて学んだ方が定着しやすいので、使わないとしても読んでみることには意義があります。

「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」を購入する上での注意点

難易度が高い場合はより初学者向けの本から

基礎から解説しているとはいえ、技術本ですのでとっつきにくいことは事実です。

そもそも「SEOという言葉がまだしっくりこない」というような方は、より初学者向けの本を先にこなしてから挑戦するのもありでしょう。

私の場合は「10年つかえるSEOの基本」を読んでから本書に挑みましたが、

という順序で効率よく学べたので、割とオススメです。

発刊年が若干古いがあまり気にする必要はない

本書の発刊は2018/7/26ですので、若干時間が経過してます。

「書籍」という性質上やむを得ないのですが、SEO対策はGoogleのアップデートを受けて日々移り変わっていくものですので、最新情報が追えるわけではありません。

とはいえ、内容が古くて使えないという類のものではないのであまり気にする必要はありません。むしろ、最新情報をキャッチするために理解しておくべき土台はすべてここに記されています。

まとめ：「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」はブロガーの必携書

今回は、「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」をレビューしました。

SEO本は数多くありますが、技術のまとめ本として持っておいて損はない一冊です。

特にSEO対策をバラバラと断片的に実施している方は、一度この本を通読してSEOの全体像を見渡してみてはいかがでしょうか？

今回は以上です。

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