何を記事にするか。
これってブロガー最大の悩みといっても過言ではないですよね。
私もかれこれブログの毎日更新を2021年1月18日現在、27日間続けていますが、いまだに毎日、
- 何を書いたらいいのか
- 自分の書きたいことを好きに書いてはダメなのか
などと悩み、苦しんでいます。
ブログでは自分の書きたいことを書いてはいけない。
もはやブログ界では一般常識レベルのこのフレーズ。
ですが、本当にそうなのか?今一度考えてみたいと思います。
結論を少し先出しすると、
書きたいことを書いてもよいかどうかは捉え方による(マインドチェンジ)
ではないかと思っています。
もしこの記事を読んで、
- ブログのネタ決めがしやすくなった
- 何を記事にするか悩むうえで心の負担が減った
などと思ってもらえたら幸いですし、そう思ってもらえるように書いています。
一応断っておくと、この記事は収益化を目指しているブロガー向けの内容です。
ブログで「書きたいことを書く」のはおすすめしない
ブログで「書きたいことを書く」のは、やっぱりあまりおすすめしません。
いきなり期待と逆のことを言ってそう・・・
一般的に、「書きたいことを書く」のがタブーとされている理由は以下のようなものです。
- ブログは読者の悩みを解決するコンテンツである
- そのため、読者にとって必要な情報を書くとよく読まれる
- 書きたいことを書くのは自己表現、だから、読まれない
書きたいことを書くのは、独りよがりであって、読者のことを考えていない。だから、読まれない。
至極真っ当な理論で、基本的には、私もこの考えを支持しています。
「隙あらば自分語り」
このフレーズを聞いたことがあるでしょうか。某有名掲示板発祥と思われるネットスラングですね笑
(多くの場合聞かれてもいないのに)自分のことを語りだすことを指して揶揄したものです。
現実世界でも同じですが、聞いてもいないことをべらべら喋られると、
- 退屈
- 正直うざったい
という気持ちがどうしても先行します。
過度な自己表現は、その人がよほどの有名人でない限り(その人が表現するからこその価値がない限り)、基本的には嫌われがちであるというのがふつうです。
その意味で、自分の書きたいことばかり書くブログが支持されないというのは、確かに筋が通っています。
「書きたいこと」とは「書けること」である
「書きたいこと」の本質は「書けること」である場合が多いです
そして、書けること、とはすなわち「そのことに詳しいこと」です。
例えばあなたがある漫画にすごく詳しいとします。
その話題を振られたら嬉々として饒舌になりますよね。
別の例を挙げると、例えばあなたが会社で会議をしているとします。
自分が詳しいこと、自分が分かっていることについて、ついつい発言したくなりませんか?
人間、自分が詳しいことについては、誰しもある程度の発信欲があります
ですが、その会議において、
- その発言は本当に必要だったのか
- どうでもいいことまでべらべら喋ってしまった
と思った経験はないでしょうか。本当はその会議の進捗にはほとんど関係がないのに・・・
この感じが、求められていないことを喋る、転じて、自分の書きたいことを書く、の正体に近いです。
会議に関係のあることを話していることに間違いはありません。ただ、その場で真に求められている発言とは若干ずれている。
言い換えると、自分の詳しいこと、知っていることしか話さない、自分に都合のいいことしか言わない。
この場合、知識も、思い(感想)も含まれます。
「書けること」を増やす
やっと本題に入っていきます。
書きたいことを書いてはいけない、読者の求める内容を書け
このように考えていると、書きたくもないことをずっと苦しみながら書き続けることになります。
そこで一つの解決策として、
「書けることを増やす」
という思考にマインドチェンジすることが有効であると思われます。
「捉え方を変える」でもよいです。
「書きたいことを書いてはいけない、読者の求める内容を書け」
という命題を辛く感じる裏には、読者のためには書きたくもないことを書かなきゃいけない、という心理があります。
ですが、この思考を逆転させて、
「自分の書きたいことが、結果として読者のためになる」
そう考えると、心理的にはだいぶラクになります。
そして、そのためにはまず「読者の求めること」を「自分が書ける」ようになることが必要です。
さきほど会議の例を挙げましたが、にわか知識のまま記事を書こうとすると、
自分が書いていて気持ちのいいこと(自分が良く知っていること)しか書かない
という事態に陥ります。
これを避けるために、自分が書いていて気持ちのいいこと(よく知っていること)を増やすこと、すなわち「書けること」を増やします。
そのためにしっかり事前に勉強し、理解すること。
そのようにして自分の知識が深まっていけば、「自分の書きたいこと」を書いても、自ずとそれが「読者の求めること」に近づいていきます。
もちろん、当然の前提として、読者の求めていることが何なのかと考える姿勢は必要です。
それでも初心者にとってはやっぱりつらい
上で説明した考え方は、知識がしっかり付いてくることを前提にしていますので、何事も知識の少ない初心者にはつらい話です。
ですが、
- 読者のために嫌々書きたくもないことを書く
のではなく、
- まずは自分が知識を付ける。そして、そのことを読者のために発信していく。(自分が良く知っていることだから、発信も苦でない)
そう考えることができるようになれば、初心者にとってつらいのは、記事を書くことではなく「勉強」の方です。
勉強は・・・頑張りましょう!
まとめ:「書けること」を増やせば「書きたいこと」が書ける
「書きたいことを書いてはいけない」、でも収益化のためには書かなきゃいけない。
そういった悩みは厳然たる事実として存在し、その悩みを解決するために思考法を変えるというのは一つ有効な手立てであると思います。
- 知識が増えれば発信したいことも増える
- そうすれば苦しまずとも徐々に読者の悩みに答えられるようになる
そう考えると、読者のために嫌々書く、というスタンスから脱却できるのではないでしょうか。
何事も前向きに捉えていきましょう!
今回は以上です。