個人ブログでのドメイン名の決め方が知りたい!
今回はこんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- ドメイン名の決め方(SEOへの影響)
- 実際の有名ブロガー30名が使用しているドメイン名
ドメインとは、「インターネット上でのそのサイトの住所」を表すものです。
当ブログを例にすると、「https://soyogoblog.com」がいわゆるURLというもので、そのうち、「soyogoblog.com」の部分がドメインと呼ばれます。
本記事では、ブログの独自性が最も現れる「soyogoblog」の部分の決め方を事例を交えて解説していきます。
※トップレベルドメイン(「.com」部分)の決め方については、「com、net、jp、org・・・おすすめのドメインはどれ?【SEOには影響しません】」の記事で解説しています。
ドメイン名はどのような基準で決めればよいのか、SEO効果に違いがあるのか、どのようなパターンがあるのか、実際の有名ブロガー30名の実例などを説明していきます。
最終的なおすすめもまとめていますので、最後まで読んでみてください。
ドメイン名の決め方
SEOへの影響
ドメイン名の違いによるSEOへの影響はほとんどないと言われています。
ここでいうSEOへの影響というのは、検索結果の表示順位に対する直接的な影響です。
例えば、ファッションに関するブログで「fashion」という英単語を含むドメインを取得することについて、検索結果を上位に押し上げるうえでさほど効果はないと言われています。
理由として、Googleはドメインの文字列よりもコンテンツの内容を重視しているためです。
断言できないのは、GoogleがSEOの基準を明らかにしていないからです。なお、トップレベルドメインの違い(「.com」、「.net」など)については、SEOに全く効果がないことがGoogleのウェブマスター向け公式ブログで明らかにされています。
ただし、直接的には影響がないという意味であって、間接的には検索順位に影響することがあります。
例えば、当ブログのURLが、「https://ie-ut84wwr235.pink」(※実在しません) だったらどう思うでしょうか。何となく怪しい感じがしますよね。
ユーザーがドメイン名に不信感を抱いた結果、そのブログを離脱するとしたら、間接的にはSEOに悪影響を及ぼしていることになります。
そのため、ブログのドメイン名は、「ユーザー目線で不信感がなく分かりやすいもの」であることを第一優先順位に決定することがベストです。
ドメイン名の決め方の基準
ここまでで、SEOの観点から、ドメイン名は「ユーザー目線で不信感がなく分かりやすいもの」とするのがベストだと解説しました。
では、具体的にはどういう基準で決定したらよいのかを、例を挙げて説明します。
①ブログの内容を端的に表現していること
- ブログ名と同じにする
- 運営者名を入れる
- ブログに関連するキーワードを入れる
上に挙げたような手法を取ることで、ユーザーにとってどんな(誰の)ブログなのか分かりやすく、覚えやすいドメインになります。
繰り返しになりますが、ユーザー目線で分かりやすいことが最も重要です。
②短いこと
- ドメイン名は長くても10~15文字までにする
- ハイフンはなるべく避ける
長すぎるドメイン名は、ユーザーの記憶に残りづらいです。
例えば、当ブログが副業について発信しているからといって、「soyogoblogsidebusiness.com」だったら、ぱっと見でよくわからないですよね。
「soyogoblog-sidebusiness.com」のように「-」(ハイフン)を入れたら分かりやすいのでは?と思うかもしれませんが、そもそもハイフンは打ち間違い等を引き起こしやすいため、使わないに越したことはありません。
有名ブロガー30名のドメイン名調査
ドメイン名の決め方は分かったけど実際どうしたらよいか悩む・・・ほかの人はどんなのにしているんだろう?
そんな声が聞こえてきそうでしたので、今回、実際に、有名ブロガー30名がどんなドメイン名を使っているのか調べてみました。
「有名ブロガー」の選出が恣意的にならないよう、今回はサンツォさんの「ブログ部」より、「【ブロガーランキング】人気ブロガー達の収入・PV数などを徹底比較」の記事に書かれているブロガー総合ランキングTOP30の方を対象にしました。
※リンクフリーか分からなかったので、サンツォさんの記事が気になる方は直接googleで調べて訪れてください。
その結果はこちら。
ブロガー名 | ブログ名 | ドメイン名(wwwは省略) |
松本 博樹 | ノマド的節約塾 | nomad-saving.com |
id:cardmics | クレジットカードの読みもの | news.cardmics.com |
moto | 転職アンテナ | tenshoku-antenna.com |
マナブ | manablog | manablog.org |
ヒトデ | ヒトデブログ | hitodeblog.com |
ヨス | ヨッセンス | yossense.com |
マクリン | マクリン | makuring.com |
クロネ | クロネのブログ講座 | kurone43.com |
g.O.R.i | gori.me | gori.me |
ねとみ | やさしくねっと. | yasashikunet.com |
のがたか | 30代運用男子 | dagashiya-bitcoin.com |
鈴木謙一 | 海外SEO情報ブログ | suzukikenichi.com |
サッシ | 毎日が生まれたて | maiuma.com |
サンツォ | ブログ部 | ebloger.net |
イケダハヤト | まだ東京で消耗してるの? | ikedahayato.com |
あんちゃ | まじまじぱーてぃー | mazimazi-party.com |
タクスズキ | らふらく | laugh-raku.com |
ワロリンス | WAROCOM | warorince.com |
クロネコ屋 | クロネコ屋の超ブログ術 | moonpower2020.net |
ひつじ | ひつじアフィリエイト | hituji-affiliate.com |
八木仁平(やぎぺー) | 八木仁平オフィシャルブログ | jimpei.net |
やまもとりゅうけん | RYUKEN OFFICIAL BLOG | ryukke.com |
沖ケイタ | ハイパーメモメモ | proof0309.com |
アツポン | 薬剤師アツポンのおくすり箱 | a2poyo.com |
米陀 | 超トレンドマニア | trends-mania.xyz |
小林亮平 | BANK ACADEMY | bank-academy.com |
たろう | タロログ | tsuchiyashutaro.com |
遠藤みき(橘 桃音) | 暮らしラク(旧ももねいろ) | momonestyle.com |
Ellora | Naifix | naifix.com |
CJ社長(CaptainJack) | JACK HOUS | captainjack.jp |
それぞれ、どのようなパターン(型)があるのか見ていきます。
①ブログ名型
合計数:22
代表例:「moto・転職アンテナ(tenshoku-antenna.com)」、「ねとみ・やさしくねっと.(yasashikunet.com)」「あんちゃ・まじまじぱーてぃー(mazimazi-party.com)」
ブログ名と同じドメイン名にするというのはかなり一般的で、戦略的にもユーザーに最も覚えてもらいやすいと思われます。
完全一致のものもあれば、サッシさんの「毎日が生まれたて(maiuma.com)」のように一部を略しているものもあります。
ブログ名が決まっているのであれば、この型を選択するのはかなり有力でしょう。
ただし、ブログ名が後から変わってしまった場合、少しおかしなことになるので注意は必要です。
②運営者名型
合計数:16
代表例:「鈴木謙一・海外SEO情報ブログ(suzukikenichi.com)」、「イケダハヤト・まだ東京で消耗してるの?(ikedahayato.com)」
こちらもブログ名型と同じく、採用率がかなり高いです。
代表例に挙げたものは、ブログ名と運営者名にまったく相関がないパターンですが、現実には次に挙げる①+②型(ブログ名+運営者名型)が多くなっています。
①+②ブログ名+運営者名型
合計数:14
代表例:「マナブ・manablog(manablog.org)」、「ヒトデ・ヒトデブログ(hitodeblog.com)」、「ヨス・ヨッセンス(yossense.com)」
ドメイン名に運営者名を含める場合、実際にはブログ名にも運営者名を含め、一体型とする例が多いようです。
個人のブランディングを重要視していきたい場合は、この型を採用することでかなりの効果が期待できます。
当ブログもこの型を採用しています。
③キーワード型
合計数:4
代表例:「松本 博樹・ノマド的節約塾(nomad-saving.com)」、「id:cardmics・クレジットカードの読みもの(news.cardmics.com)」、「のがたか・30代運用男子(dagashiya-bitcoin.com)」、「サンツォ・ブログ部(ebloger.net)」
キーワード型に分類しましたが、ほぼ「①ブログ名型」と同一と言ってもよいでしょう。
結局このパターンは、そもそもブログ名に当該ブログが対象とするジャンルのキーワードが含まれているため、その内容をドメインでも端的に表現しているかたちになります。
④その他
合計数:2
代表例:「クロネコ屋・クロネコ屋の超ブログ術(moonpower2020.net)」、「沖ケイタ・ハイパーメモメモ(proof0309.com)」</p>
ドメイン名の命名基準が分からなかったため、その他に分類しています。
王道ではないですが、逆を言えばあまりドメイン名にこだわらずともブログで稼ぐうえでは問題にならないとも言えます。
実際にドメイン名を決めてみる
ドメイン名の決め方まとめ
ここまでのポイントをまとめます。
- ユーザー目線で不信感がなく分かりやすいこと
- ブログまたは運営者の情報を端的に表していること
- 短いこと
- ブログ名型、運営者名型、ブログ名+運営者名一体型、キーワード型などがあること
以上を踏まえて、頭の中にドメイン名が浮かんでいれば、まず、そのドメインが使えるか試してみましょう。
すでに取得済のドメイン名でないか確認する
ドメイン名の取得は早い者勝ちなので、すでに取得されているものは使用できません。
ドメイン名がすでに取得されているかどうかは、お名前.comで確認することができます。
まず、お名前.com
「取得希望の文字列を入力」の欄に、取得したいドメイン名を入れて検索します。
当ブログを例にすると、 soyogoblog と入力することになります。
検索すると、以下のような画面が表示されます。
四角のアイコンが表示されているドメインが、使用可能なドメインです。一方で、メールアイコンが表示されているドメインは、すでに他の人が取得済であり、使えません。
「soyogoblog.com」は当ブログが使っているので使えません。ですが、「soyogoblog.net」や「soyogoblog.jp」なら使えるということです。
それぞれの価格も示されているので、取得したいドメインをここから選ぶことになります。
※トップレベルドメイン(「com」、「net」、「jp」など)の選び方については、当ブログの「com、net、jp、org・・・おすすめのドメインはどれ?【SEOには影響しません】」で解説していますので、合わせて確認してみてください。
まとめ:ブログ名か運営者名を入れるのがベター
今回は、ドメイン名の決め方を解説しました。
SEOに直接的な影響はなく、ユーザー目線で分かりやすいことを重視すべきことに鑑みると、
- ブログ名または運営者名を端的にドメイン名に含める
ことがブランディングの観点からは最もおすすめな選択であると考えます。
ドメインの取得は個人ブログ開設の第一歩ですから、本記事で挙げた有名ブロガー30名の例なども参考にして決めてみましょう。
今回は以上です。